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 このページでは、お子様の行うウォーミングアップについてご説明します。

小学校での学習をスムーズにスタートするためには“先行学習”、いわゆる先取りが効果的です。しかし過剰な先行学習には「スタートダッシュ以降は必ず伸び悩む」という問題点があります。スムーズにスタートし、かつ継続的に伸び続ける学習法として、[学び舎こいく]では、どんぐり倶楽部の「絵で解く算数文章題」を使用した“準備学習”を行っています。(詳細は、こちらの「授業について」

“算数の文章題を絵で解く”というひと工夫だけで、学習面での土台作りが完璧に行われます。
以下の文章で、この学習法を採用している理由と学習効果について、より詳細に触れています。
 小学校での学習内容は様々ですが、カリキュラムの中心に据えられているのが“知識の習得”であることは間違いないでしょう。しかし、情報量が飛躍的に増加した現代、“知識の習得”に代わって、自ら考え新たな道を切り拓く“問題解決能力”の重要性が増してきているように思います。

 問題解決能力を磨くためには“遊び”が有効です。遊びのなかでは、誰もが自然なかたちで工夫や試行錯誤を行っているからです。幼児期の自主的な遊びには「後に勉強を始めたときに花開く多様な思考モデルを育む」という効果があります。遊びと勉強を切り離して考えるのではなく「充分な遊びの延長に勉強がある」という認識が必要です。

 そして“算数”は、遊びによって身に付けた問題解決能力に磨きをかけるのに最も適した科目です。知識がなくとも考える力を武器に工夫と試行錯誤を繰り返すことで正答に辿りつける算数と、しっかり遊んできた子どもとは、本来とても相性が良いのです。

 しかし現実には、多くの子どもたちが、問題解決能力を磨くチャンス、遊びの経験を活かすチャンスを奪われてしまっています。これは言うまでもなく小学校での指導に原因があります。“考える力”よりも“読み書き計算”を重視する指導の結果、算数は子どもたちにとって「計算ドリルを黙々とこなすだけ」「意味を理解せずに手順を暗記するだけ」の科目になってしまっています。

 算数の本来の魅力と威力を知る私にとっては、悲しすぎる現実です。
 小学校における学習指導の問題点が、最初に浮き彫りになる1問として、こちらの問題をご覧ください。(どんぐり倶楽部の絵で解く算数文章題より)

問.あかいチューリップと しろいチューリップが あります。 あかは しろより 3ぼん おおいです。 あかは ぜんぶで 5ほんです。では、あかと しろを あわせたかずは なんぼんに なるでしょう。

 たし算とひき算ですから、1年生で習う内容なのですが、この問題が解けない2年生が非常に多いのです。ほとんどの子どもが深く考えることなく、3+5=8 として終わります。おそらく「おおい」=「たし算」という反応だと思われます(このように教えている先生が結構います)。単なるケアレスミスでは片づけられません。間違っていることを指摘しても、正答に辿りつけないのです。「よく考えよう」と促しても手は動きません。あるいは、5−3=2 で、あわせて2本、というありえない答えを出してきます。「たしてだめならひいてみよう」ということなのでしょう。問題は深刻です。

 要するに子どもたちは、徹底した計算練習やパターン問題の手順暗記はしていても、一番肝心な“問題解決の仕方”や“考える方法”を教わっていないのです。問題に向かう子どもたちの姿勢を見ていても、「しっかり考えて解いてやろう」という積極的な意欲が感じられる場合は稀で、「習ったようにやろう」という受動的な反応が圧倒的です。自ら考え新たな道を切り拓くどころか、「習っていない」「解き方を忘れた」という子どもも多く、目先の結果を重視した手順暗記型指導の悪影響を感じます。

 「低学年だから仕方ない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この傾向は学年が上がるとむしろ強まります。計算練習や手順暗記に費やす時間は増加する一方で、納得感を持てないままの勉強が続いた結果、計算問題とパターン問題は解けても、かけ算の意味・わり算の意味・分数の意味・割合の意味、こういったことが全くと言っていい程に理解できていない子どもが育つのです。

 小学校のテストではこの事実はほとんど顕在化しません。わり算を習った直後に、わり算の計算問題とわり算の文章題が並ぶだけの9割平均のテストでは、計算力以外の学力をチェックすることは不可能です。小学校のテスト結果だけを見て安心することほど危険なことはありません。入試などの選抜を目的とした6割平均のテストでは必ず“差がつく問題”が出題されます。表面上は“できる”けど実は“わかっていない”子どもは、そのような問題解決能力を求められる問題にはまず太刀打ちできません。塾で、中学校で、入試前にメッキのはげた真の学力を知り愕然とするケースが増えています。
 このような厳しい現状のなかで、幼児期に遊びを通して培った“問題解決能力”を保持し磨くためには、どうすればよいのでしょうか。その答えが、冒頭に書いた“算数の文章題を絵で解く”というひと工夫です。「たったそれだけ?」と拍子抜けするほどの簡単な答えですが、遊び感覚で出来るこの学習法の効果は絶大です。

 例えば先ほどの例題ですが、文章から式を導き出せないときに「よく考えよう」と言われても、何をどう考えればよいのかを教わってなければ考えようがありませんし、「5−3=2,5+2=7となるよね」と説明されても、あまりにも抽象的で、納得感を伴った深い理解には繋がりません。

 では、どうしたら“わかる”ようになるのでしょうか。これには“わからない”がヒントになります。子どもがわからないと言うときは、大抵が“頭の中でイメージ(視覚化)できない”という意味です。ですから“わかる”状態にするための一番の解決策は、「目に見えるように絵や図で視覚化して説明すること」となります。英語で「わかった!」を「I see!」と表現するように“わかる”とは “見える”ということなのです。教科書や参考書に絵や図が多用されているのはそのためです。ただし問題は「いつでも絵や図が目の前にあるわけではない」ということです。

 そこで絵や図を自分で書く練習が必要になります。この練習を重ねることで、言葉や数字や記号を頭の中でイメージ(視覚化)する能力が鍛えられ、イメージを自在に操れるようになっていきます。これはつまり“考える力がつく”ということに他なりません。イメージ力=考える力を武器に、真の理解を積み上げていけば、揺るぎのない真の実力が身につくはずです。

 また、言葉の意味がわからないときは説明しますが、基本的にこの学習法に知識は必要ありません。こちらで問題を読んであげて、後は「問題の通りに絵を描いてみよう」と言うだけで、年長の子どもでも上記の例題を解いてしまったりします。絵の描き方などの指定はありませんので、遊びと同じ様に自由に想像力を働かせ、思い切り工夫や試行錯誤を楽しめるのです。そして、問題の意味がわかって解けたときの喜びは遊び以上のものです。考える楽しさ、問題解決したときの喜びを自然なかたちで体感できれば、勉強に対する意欲も高まります。 “遊び”と“勉強”を繋ぐ理想的な学習法です。

 興味を持たれた方は、ぜひ一度、無料の体験授業へ参加してみてください。また、ご質問やご相談などがございましたらぜひお気軽にご連絡ください。親子で踏み出す第一歩のお手伝いができれば幸いです。