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●宿題について

 基本的に宿題は2種類です。最小限の分量で最大限の効果を発揮する宿題に絞っています。

①これだけ計算プリント(小2〜)…計算力を強化する必要のある子が対象です。小学校の既習範囲から毎週18問出題します。計算において最も大切なのは、スピード(処理速度)ではなく、ミスをしないこと(確実性)です。『最大限の注意力を発揮して問題に臨む姿勢』を身につけさせるために、問題数を最小限(1日3問)にして、緊張感を持って取り組めるようにしています。緊張感の維持のためにテスト形式(ただし時間制限なし)にして、丸つけは保護者の皆様にご協力いただいています。

②算数パズル(小1〜)…冊子形式のものを毎週1冊渡します。徐々に難易度が上がっていく7問構成になっています。とことん考え抜いて正答に辿り着いた時の達成感を体感することが重要ですので、ルール以外はできるだけ教えないでください。ヒントも最小限に控えてください。自主的に取り組んでこそ“考える楽しさの体感”に繋がりますから、管理も必要ありません。随時、こちらの方で意欲付けしていきます。

●計算練習はしなくていいの?

 「宿題、たったこれだけ?」とお感じになる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、大切なのは量ではなく、質です。大量の宿題を強制すれば少なくとも机に向かう時間は増えますから、親としては「熱心に勉強しているな」と満足しやすいのですが、ここが落とし穴です。もしもそれが、考える力を要しない反復系の宿題であれば特に危険です。反復系の宿題を機械的に大量にやらせることは、“考えることのできない頭”を育てることに繋がります。
 
 算数に関して言うと計算は反復することで速くなりますが、考えないから(反射的に解くようになるから)速くなるのです。高速計算練習を重ねてきた子どもが、文章問題を解けないのは「単に文章問題の解き方を知らない」ということではなく、「考えることが出来なくなっている」ということなのです。これは大変危険なことです。「まず計算力という基礎のうえに応用力がつく」というのは大きな誤解です。多くの専門家が指摘しているとおり、算数における基礎とは計算力ではなく“考える力”なのです。
 
 特に最近は、小学校でも大量の反復系の宿題を出す先生が目立ちます。目先の結果の出やすさや管理のしやすさからなのでしょうが、本来楽しいはずの学習を、退屈で苦痛な作業にしてしまっているようで大変気になります。量より質が重要です。子どもは朝から夕方までしっかり勉強して帰ってくるのです。宿題は最小限にして、考える力の養成に非常に有効な、“主体的な遊び”に時間を使っていただきたいと思います。