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学び舎こいくは“入室条件”を設けていません。テストによる選抜なども行っていません。興味を持ってお問い合わせ頂いた方、そして体験授業を受けて気に入ってくれた子であれば、もうそれだけでありがたい、分け隔てなくお預かりしたい、というのが本音です。
ですからこれまで、入室をお断りしたことは一度もありません。(遠方すぎるので添削の方を勧めたり、年長さんにもう少し先の入室を勧めたり、満席なので待ってもらったり、ということはありました。)

お断りしたことはないのですが、お問い合わせ頂いて最初にお話しした時に、「うちは合わないかもしれません」とお伝えすることは結構あります。(ただし決定権は保護者とお子様にあることも伝えます。)以下が「合わないかもな~」と感じる典型的なケース。幼児の頃から学習塾・通信教育・英語教室など勉強系の習い事にひたすら熱心な方が、「うちの子って計算は○学年上までできるけど、どうも文章題に弱いみたい、文章題の力をつけるには…」という感じでネット検索して“どんぐり倶楽部”を知り、
この近辺では…で、こいく発見!みたいな。

どんぐり倶楽部の教材(良質の算数文章題)は、その教育理念を理解したうえで利用しないと、真の素晴らしさを実感できないように感じます。教育理念…なんか難しそうですね。非常に深い内容なので、私自身も完全には理解できている訳ではないのですが、それでも私なりの解釈を噛み砕いてお伝えしてみます。(詳しく知りたい方は糸山先生の著書をぜひ)

私が、どんぐり倶楽部の教育理念に孤高のオリジナリティを感じるのは、そこに“ひき算の発想”があるからです。これがいいとかあれがいいとか、世の中そういう情報であふれています。教育においても正にそうで、「子どもの教育に良い」とされているものを全部やらせようとすると、時間がいくらあっても足りません。放課後の時間が習い事で埋め尽くされるのもわかります。これは“たし算の発想”。上記のケースもそうですね。色々ある良いものの一つとして、どんぐり倶楽部をチョイスしている訳です。

しかし、糸山先生の著書を読めばわかる通り、どんぐり倶楽部は「これが良い」と同程度(もしくはそれ以上)の熱心さで「これが良くない」を語ります。“質の低い大量の宿題”や“考えない頭を作る習い事”
“本物体験を奪うゲーム”などを“不要”以上の“有害”として、そこから子どもたちを守ることの重要性を語ります。何かをたしていくのではなくひいていく。子ども達にかかる負荷をできるだけ軽くして、それでも最後に残すべき“本質的な学習”としての“文章題”なのです。

どんぐり文章題を行うときの合言葉は「ゆっくり・じっくり・ていねいに」。たし算の発想で次から次に量をこなすことを要求されている子には、これがとても難しいようで、もう少し余白のある生活、遊びが
中心にある生活の必要性をどうしても感じてしまいます。「できる限りひいてほしい」という私と「できる限りたしていきたい」と考えている保護者、考え方があまりに違うと、間に挟まれる子どもは大変です。もちろん「宿題も習い事もゲームも全てナシ」なんて子はいませんから、それを入室条件とするつもりもありませんが、やはりある程度は同じ方向を向いていた方が、良い協力関係を築いていきやすいと思います。少なくとも「計算は○○で、図形は○○で、文章題はどんぐりで」というのは、ちょっと違うと思いますので、お問い合わせの時点でその意見はお伝えするようにしています。

何度も書いていることですが、「この子が将来苦労しないためにあれもさせなきゃこれもさせなきゃ」という不安をベースにした子育てはキツイと思うんです。もっとラクに、ふーっと息を抜いて、自分と子どもへの信頼をベースにした子育てをおすすめします。 最後に糸山先生の言葉を。「子供達は誰もが普通に天才です。その子供達の天才を潰さないで下さい。どうか、子供達をよろしくお願いします」